地中海の絶景を探す旅

1.生活スタイルの欧米化
ライフ・スタイルの欧米化と伝統文化の衰退は実は日本だけの現象でなく大概の国で起きています。
今から二百年頃まで人類はどの国にもその国独自の生活スタイルがありました。それは各国の自然・気候や各々の国の国民性にふさわしいいわば伝統的スタイルでした。欧米の資本が世界を席巻し始めた1850年代以降は、人々は常に物質的欲求を刺激されて便利さと快適さを追求していくようになり、徐々に従前の生活様式や文化を欧米のそれに置き換えてゆきました。そしてテレビ・映画・海外旅行が普及し始めた1950年以降はより欧米の豊かさの情報や娯楽が日常生活にあふれ、このような〈置き換え〉が加速化してゆきます。
便利さ・快適さそしてコストといった尺度だけで考えれば伝統的生活様式には非効率でかないません。西欧の娯楽や教育に馴染んでいると伝統文化は判りにくく退屈にすらなりがちです。例として日本の伝統的な衣食住(服装・料理・建築)と芸術(文学・音楽・芸能・美術)そしてそれを支える技・匠について考えればよく判ります。〈きもの〉は着るにも手入れにも手間がかかる、〈きちっとした和食〉は作るのに手間がかかる、〈畳の生活〉は膝や腰に負担がます。芸能や音楽でいえば〈歌舞伎・能・長唄〉はいずれも物語を知らないとちんぷんかんぷんです。どれをとっても便利さ・快適さ・判りやすさでは欧米のそれに叶いません。需要が少なくなることでそれらを供給する職人や芸人も減っていき単価が高価になることでますます廃れていきます。それに対し伝統的なもの(生活様式・技・文化)の保護や育成を訴える人が世界各国にいます。では便利さ・快適さ・コスト・判りやすさで劣る伝統的な生活様式や文化を残すことに一体何の意味があるのでしょう?  (つづく)

今年もアラブ映画祭2008が3/17から赤坂の二会場で始まります。

国際交流基金「アラブ映画祭2008」
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/movie/arab2008.html


ハリウッド的きらびやかさは皆無ですが、どれも制作者の心が込められた一級品です。

新作と、過去3回の名作ライブラリーが並びます。 自分が写真と動画をUpしているサイト(www.ghtv.jp)でインタビュー記事など書いていきます。

 何と言っても嬉しいのは珍しい映像の後ろに流れるのがアラブ度100%のアラブのポップすや古典音楽ということ。《ラジオのリクエスト》など数々の名作には体が震えました。

3月6日 

何年かに一度しか公開されない曜変天目茶碗を見に二子玉の静嘉堂文庫に行きました。どれも見応えのある茶碗が81点、ただただ壮観で他の美術館(国立や他財閥系)を遙かに凌ぐ中身の濃さで茶の湯や陶芸愛好者には強くお勧めします。

さすが二代目総帥が本業を甥に譲ってまで没頭し半生を費やした蒐集だけに、内容の濃さだけでなく唐物和物高麗もののバランスが良く取れていて愉しめます。足場が不便さは十二分に報われます。

唐物は8つの各種の天目と4つの青磁が、和物は20近い歴代の楽茶碗が、、高麗は特異な形相の井戸や金海25点がそれぞれみものです。真剣に向き合うとけっこう疲れますがまとめて見られるのは有難いですね。
ただガラス越しは仕方ないのですが、対象までの距離があるのが残念ですが。6日14時と、15日11時には列品解説もあるとか。

 世田谷区岡本2−23−1 TEL. 03−3700−0007

www.seikado.or.jp/sub0201.htm

« 前へ    1    2    3    4    5    6    7   8   9    10    次へ »

最新コメント