9月23日木曜日・祝日に本年度最後の「海のフィールドワーク」に出かけました。
COVID-19の感染による、緊急事態宣言延長の中、また一週間前まで台風14号が日本近海で猛威をふるっていたので、開催が可能かどうかが、いちばんの心配でした。
COVID-19の影響は大きく、9月になっても学校は午前・午後の分散登校や、短縮授業。感染防止のため給食のメニューも手を触れて食べることが多い果物やおかずが献立から消え、さらには修学旅行や運動会、合唱祭なども通常の形で行うことが難しい中、子どもたちの気持ちもどこか我慢の限界を迎えているような気がすることが多くなっておりましたから、集合や移動方法、現地での消毒やランチのメニューを工夫してなんとか実施にこぎ着けました。
幸いなことに、一週間前から感染者数は大きく減少してきておりましたし、しっかりと気をつけて行えば、思い出に残る有意義な時間を作れると確信いたしました。
場所は、多くの海水浴客でごった返すことの無い小さな海岸ながら、ビーチあり、磯ありでさまざまな経験ができる場所「三浦市荒井浜海岸」に決めました。移動方法は、自家用車で現地集合または、私の車に便乗、電車の場合は京成→京浜急行と直通で乗り換えリスクの少ない方法の3択にしましたが、今回ご参加の皆さんは、お家の自家用車か私の車に便乗の2方法に絞られましたので、混む場所での人流に巻き込まれるリスクが少ない中で充実したアクティビティを体験することができました。
ひとつ難点だったのは、付近の名物「油壺マリンパーク」が今月いっぱいで閉館するため、最後の見学にと来られるお客さんが多く、9時過ぎには大渋滞を起こしてしまっていたことでした。私は、8時45分には到着していたので「市営駐車場」に車を駐車できました。ラッキーでした。
当日のスケジュールです。
1：現地集合(点呼)
2：シュノーケリングのレクチャーとブリーフィング
協力：
ダイビングスクール Coco･nut 小林 健治 先生
TCA東京動物海洋専門学校 学生様
3：シュノーケリング体験
4：ランチ(軽食)
5：海の清掃活動(ブルー・サンタ キャンペーン)
協力：
TCA東京動物海洋専門学校 学生様
日本財団 様
6：海の清掃活動の学び共有とデブリーフィング
海洋生物を脅かす「マイクロプラスチック」と負の食物連鎖について。
海洋ゴミの発生原因はどんなこと？
7：海洋の専門家による(元水族館の館長先生)海洋生物と人間の共存をテーマにしたリベラル・アーツ講座
協力：
静岡 淡島マリンパーク 元館長 現TCA講師 佐藤 充 先生
海洋と海の生物の面白さ、飼育のご苦労についてetc.
手作りの標本を複数お持ち下さいました。
なんと、「チョウザメ」「アンコウ」「ダイオウグソクムシ」など超レアな生物の標本を特殊な方法で加工した物をお持ち下さり、しかも参加者全員に触らせてくれました！ふつうガラス越しにしか観ることのできない生物の標本ばかり。手にした参加者もただただ驚きと感動で、眼を丸くしていましたよ！
8：終了
リベラル・アーツ 風が強く音声が聞きづらいですが、雰囲気だけでも味わって下さい。
短い半日体験でしたが、ただの遊びやアクティビティ体験に終わらない、深い深い体験学習講座を行うことができました。
もっとも、「つくえ・ねっと」の運営はボランティアの精神で行っていますから、企業が行う営利企画のように派手さはありません。しかし、逆に「手作り感がいっぱい」「参加者全員で作る企画」が、かえって主体的な企画に成長させてくれたように感じます。
また、来年ももっとメニューを増やして楽しく深い学びの企画を作っていきたいと思います。
※「つくえ・ねっと」はNPO法人化を目指しています。趣旨にご賛同いただけるさまざまな世界の方に、ご協力いただけることを願っております。ご協力いただける方はぜひご一報下さい。どんなジャンルでも構いません。
また、NPO法人化に必要な「理事」「社員」を大募集しています。理事・社員といっても一般企業の様に給与所得や利益配分等はありません。また時間的拘束もありません。NPO法人としての呼称と解釈下さい。したがって、活動上で給与を含む金銭の授受はありませんので、活動にお手伝いいただける方は可能な形で結構です。どうかご参加いただけることを切に願っております。
また、このような企画に興味関心をお持ちの「学校」様、「学習塾」様、「自治会・町会」様に向けても、できる限り参加しやすい費用で企画を考えて参ります。興味のある方は、ぜひご連絡をください。参加費等はメニューと場所、移動手段、宿泊施設の有無等で調整可能です。まずはお気軽にご相談下さい。
お問い合わせは
info@tsukue.net
にメールでお願いします。※普段は仕事をしているので、お返事には数日かかるかも知れません。ご容赦下さい。
